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北海道・苫小牧にIR、展望は/先行する大阪「夢洲」から学ぶこと

大阪湾に浮かぶ人工の島「夢洲ゆめしま」(画像)にカジノを含む統合型リゾート(IR)が2030年秋ごろに開業する。北海道では苫小牧市への誘致申請を見送った経緯がある。市の経済界は「経済発展の起爆剤になる」として、半導体メーカー・ラピダス(東京)の千歳市進出との相乗効果を期待する声もある。IR誘致にはギャンブル依存症への対策などハードルは多い。大阪の関係者は「実現には行政間の積極的な連携が重要」と口をそろえる。(五十嵐命、草野健太郎)


国際交流活性化の起爆剤

国際会議場や展示場、ホテル、レストラン、ショッピングモール、エンターテインメント施設、カジノなど複合型施設で構成するIR。国際的に「カジノの都」として知られる米国ラスベガス、3つ並ぶ高層棟の屋上にプールが連なる「マリーナベイ・サンズ」が有名なシンガポールなどに設置されている。

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