【インタビュー】文野領日本政府観光局デリー事務所長/インド富裕層ターゲットに
札幌市が次なるインバウンド(訪日外国人)獲得の有望市場に位置付けるインド。日本政府観光局(JNTO)デリー事務所の文野領所長は、インドの富裕層が当面のターゲットになると指摘する。総人口に占める割合は約4%にすぎないが、5600万人に上る一大マーケットだ。札幌を含む北海道の知名度や求められるコンテンツについて聞いた。(高田陸)
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―インド旅行業界が持つ日本への関心は。
経済成長に伴って海外旅行市場も拡大を続ける中、インドからヨーロッパや中東への海外旅行が新型コロナウイルス感染症拡大前に定番化した。コロナ禍後はこれに続き、東アジアや東南アジアといった東側を新たなデスティネーション(目的地)と位置付ける動きが活発化している。
その中で日本は、業界が最も力を入れている一つだ。知名度の高さや親日感情の強さが背景にある。現地の旅行会社に日本の魅力を伝えるJNTO主催の商談会も2024年度は前年度のムンバイ、ベンガルールにデリーを加えて開く。
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