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【安全特集2024】作業の視界不良にご用心/目立つ格好で焦らず、年齢考え予防

悪天候や支障木は作業員の視界を奪い、思わぬ事故の引き金となる。どれだけ慎重に進めても、いつ霧や砂煙で視界不良になるか分からない。加えて視力や聴力は老化で衰える。作業員の年齢に合わせた対策が必要だ。作業中に起きた視界不良による事故例と防止策を帯広労働基準監督署の鍋岡順子署長に聞いた。


現場の特徴考え、リスクの把握と安全確保

帯広労基署の鍋岡署長

目立つ格好重要、死角を周知して明確化

起こり得る事故を予想し、有効な対策を取ることが労災防止の基本。施工前の下見で現場周辺の地形や気象条件の特徴を捉えることが大切だ。各社の現場を点検するパトロールは好事例を知る機会となる。業者同士で安全対策について情報交換すれば、十勝地方ならではの注意点が見えてくる。地吹雪の多い場所を共有すれば、実情に即した対策を互いに強化できる。

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