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国立公園誕生の先⑥/様似町長 荒木輝明氏、自然災害に強いインフラ整備を

日高山脈襟裳十勝国立公園指定エリアのうち、様似町内での最大の見どころはユネスコ認定のジオパークがあるアポイ岳だ。荒木輝明町長は「雄大な自然を次世代まで残す」と従来のスタンスを貫く。大雨など近年の自然災害に伴う幹線道路の通行止めなどを受け、安心して観光できるインフラ整備の重要性を指摘する。(草野健太郎)

日高7町長に聞くまちづくり

日高山脈襟裳十勝国立公園の誕生から4カ月になる。関係自治体には自然の保全と活用を掛け合わせたまちづくりが求められる。「国立公園化は長年の悲願だった」と口をそろえる日高管内7町長に今後の展望を聞いた。6回目は荒木輝明様似町長。


希少な自然継承へ情報発信担う

-指定までを振り返って。

様似は海岸線付近まで国立公園の指定範囲になったこともあり、町内外の地権者との交渉に時間を要した。未来を考えながら慎重に話し合いを進めた。指定以前から自然保護の動きが活発だった。ジオパーク認定を受けた背景もあり、自然に対する町民の意識は高い。

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