庭の魅力、楽しみ方発信する舞台に/経営の轍8本目、上野ファーム 上野砂由紀オーナー
旭川市永山の上野ファームは、春から秋まで色とりどりの花が咲く英国式ガーデンの先駆けだ。オーナーでガーデナー(造園家)の上野砂由紀さんは渡英して一から庭づくりを学び、試行錯誤の末に旭川の大地に適した「北海道ガーデン」にたどり着いた。「花が人を引きつける力は大きい」と公共施設の前庭デザインも手掛けるなど、幅広く庭の魅力を伝えている。(松藤岳)
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経営には道無き道をゆく難しさがある。「経営の轍」は失敗やピンチに直面しても、悩みながら答えを出してきた経営者をシリーズで紹介する。(不定期掲載)
花を軸にした新たなコミュニティー
-ガーデンを始めたきっかけは。
稲作農家の両親が1980年代にあぜ道に花を植え始めたのが始まり。お客さんに少しでも楽しんでもらおうと、母がガーデンに発展させていった。
私は札幌でアパレルの仕事をしていたが、地下鉄で英国のガーデニング研修広告を見て、園芸を学んでみようと思った。植物の知識も語学もなかったが9カ月ホームステイして、大邸宅のガーデン管理を学んだ。
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