見出し画像

【写真ルポ】被災地の今 能登半島地震から半年

元日に発生した能登半島地震から半年が経過しようとしている。被災した多くの家屋は石川県輪島市、珠洲市を中心に発災直後のままだ。道路の本復旧もこれからで、漁業をはじめとする地場産業に回復のめどは立っていない。応急復旧から本格復興への過渡期にある被災地の今を写真で報告する。


道路網寸断した地滑り/輪島市南部

輪島市南部から臨む最大規模の地滑り箇所。半島部全域で自動車専用道路、国道、県道、市町道が被災した。そのほとんどは地滑りに起因する。

石川県は国内でも有数の地滑り危険地域と見られていた。2007年の地震発生時に持ちこたえた旧技術基準の道路で、盛り土崩壊による道路陥没が多数発生。安全性を確保するための排水工の重要性が浮き彫りになった。

半島全域が被災した。その範囲は過去の大災害よりも広く、被害の全貌はいまだ見えない。水道は道路と一体の復旧となるため、生活インフラの緊急復旧が遅れる主要因になり、地域住民を苦しめている。

ここから先は

1,147字 / 4画像

¥ 100

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる