CFで医療従事者など支援 北海道経営未来塾

 道内の若手経営者を育成する北海道経営未来塾は、新型コロナウイルス対策の最前線で闘っている医療従事者ら社会生活を支える「エッセンシャルワーカー」の支援に乗り出す。未来塾1期生から5期生までの有志が結集。ウェブサイトを開設し、支援金を募るクラウドファンディングを開始した。  未来塾は地域社会への貢献をコンセプトに掲げる。これまで企業個別に支援を続けてきたが、プロジェクトとして活動拡大をもくろむ。困難な状況下で働く医療従事者や行政職員、スーパー販売員といったエッセンシャルワーカーの一助になると同時に、リスペクトの精神を社会全体に広げる狙いだ。  5日にクラウドファンディングを開始。資金は500万円をめどにマスクや防護服などの提供に当てる予定だ。透明性を重視し、支援者名や集まった金額、いつどこに何をどれだけ支出したかは公開。民間企業ならではのスピード感を武器に取り組む。  長内順一塾長は「企業は地域のリーダーになることが必要で、社会貢献を世界中に広めたい」と話している。 (北海道建設新聞2020年5月8日付2面より)