斜里町内の小型宿泊施設「SUBAKO」オーナー募集

建設業の強み生かし丹羽工務店が新事業  建設業の強みを生かした宿泊業を―。丹羽工務店(本社・斜里)は、斜里町内で施工中のグランピング施設敷地内で建てる小型宿泊施設「SUBAKO」のオーナーを募集する。10年単位での契約で300万円弱を想定。契約満期となっても同社がメンテナンスする際、契約者が費用を負担することで、さらに10年契約を継続できる。  人口減などで戸建ての需要が先細りする中、新しい工務店の在り方を模索。そこで同社が得意とするリフォーム・リノベーションと飲食・宿泊業を掛け合わせた。コロナ禍でキャンプの需要が高まっていることもあり、グランピングとそれに伴う小型宿泊施設貸し出しに踏み切る。  「泊まるから過ごすを提案」がコンセプト。SUBAKOはW造、ロフト付き平屋、延べ7・5m²の規模で、ワーケーションや地元住民の普段使い、アウトドアや釣り好きの旅行者が長期滞在する際の拠点としての利用を視野に入れる。不在時は同社が維持管理を担う。オーナーは滞在中FIRESIDE(本社・長野)の薪ストーブやテント用サウナなどを自由に利用できるほか、SUBAKOを貸し出した場合、宿泊費の2割程度を収入として得られる。  丹羽豊文社長は「斜里町を通過点としてだけではなく、過ごしてもらい地域の良さを知ってほしい。ここから道東各地を回って魅力に触れてもらえれば」と話す。  斜里町以久科北106の4で着工しているグランピング施設は年内に飲食店をプレオープンし、2023年に全面オープンする予定だ。