【透視図】外交を混乱させた誤報
マスコミの誤報は時に外交をこじらせる。代表的な例を挙げるとすると、朝日新聞の「慰安婦報道」がそれに当たるだろう。挺身隊として日本軍に「強制連行」された「朝鮮人従軍慰安婦」が、8万人から20万人に上ると報道した1992年の1面記事である▼宮沢喜一首相(当時)の訪韓直前に掲載され、日韓両国の間に埋めがたい溝をつくる結果となった。ただ、この記事の内容はほとんどが誤りだったのである。
マスコミの誤報は時に外交をこじらせる。代表的な例を挙げるとすると、朝日新聞の「慰安婦報道」がそれに当たるだろう。挺身隊として日本軍に「強制連行」された「朝鮮人従軍慰安婦」が、8万人から20万人に上ると報道した1992年の1面記事である▼宮沢喜一首相(当時)の訪韓直前に掲載され、日韓両国の間に埋めがたい溝をつくる結果となった。ただ、この記事の内容はほとんどが誤りだったのである。