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【透視図】NIPPON防災資産

東日本大震災から7年後、仙台に住む友人を訪ねた。震災について聞くと、「まず見てもらいたいものがある」とのこと。連れて行かれたのは広い住宅街のただ中に立つ、宮城野区の中野五丁目津波避難タワーだった。だいぶ前に本欄で触れた話である▼タワー上部、7メートル以上の高さまで津波は上がったと知り、文字通りがくぜんとした。住宅街がほぼ海に飲み込まれた事実が、疑問の余地なく理解できたからである。

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透視図

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