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【透視図】十勝で記録破りの大雪

童謡詩人金子みすゞに春の訪れを喜ぶ詩がある。「足ぶみ」という題名だった。春がすぐそこまで来ているのを見てうれしくなり、われ知らず足ぶみをしていたらしい▼中段から数節を記す。「ひとりで足ぶみしていたら、ひとりで笑へて来ましたよ。 ひとりで笑ってして居たら、誰かが笑って来ましたよ。 からたち垣根が芽をふいて、小径にも春が来ましたよ」。春本番を待つ浮き浮きした様子が伝わってくる。

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透視図

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