e-特集北海道新幹線

野口観光が函館の「湯元啄木亭」を全面改装

2014年12月25日付

野口秀夫社長

中間層向けのホテルを増やしたいと話す野口社長

 野口観光(本社・登別)は、函館・湯の川温泉で運営している「湯元啄木亭」を全面改装する。北海道新幹線開業予定の2016年3月までにリニューアルオープンする。同社は主に、高級志向とリーズナブルな価格帯の2つの形態でホテルを展開してきたが、今後は既存ホテルの改装を通じて「アッパーミドル」と位置付ける中間層向けの事業を強化していく方針だ。

 野口秀夫社長が24日、北湯沢温泉で運営する「湯元名水亭」の全面改装に関する記者会見で明らかにした。

 名水亭は岩田地崎建設の施工で近く工事に取り掛かる。総工費は約15億円。展望露天風呂付きのスペシャルルームを11階に設けるなど客室を一新するほか、20の露天風呂や露天風呂を結ぶウッドデッキ回廊、洋食、和食、バイキングをそれぞれ楽しめるレストランを新設し、温泉と食の魅力をこれまで以上に強く打ち出す。

 15年6月中に工事を終え、中間層向けの「緑の風リゾートきたゆざわ」としてリニューアルオープンする。2人1室の利用で1泊2万円弱の価格帯を想定。隣接する第二名水亭の改装も計画している。

 啄木亭の全面改装は、次期の大型計画に位置付ける。現在の300室を250室に減らし、一部屋の面積を広げて中間層向けの施設に変える。計画の詳細はこれから詰めていく。

 会見で野口社長は、アッパーミドル対応の自社施設は今のところ洞爺湖温泉の乃の風(ののかぜ)リゾートしかないとし、既存施設の改装でこの種のホテルを増やしていく必要があると説明。「新たなビジネスモデルとして展開していきたい」とし、ほかの温泉地のホテルについても順次改装していく考えを示した。

 同社は北湯沢、登別、洞爺、層雲峡、湯の川の5つの温泉地で計12館を展開。道外では、箱根や奥湯河原で合わせて3館を運営している。

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