e-特集北海道新幹線

大沼国定公園周辺で企業投資が活発化

2015年2月10日付

 道南の大沼国定公園周辺で、企業による投資が活発化しそうだ。JR北海道がこのほど、乗馬体験などができる観光牧場を七飯町に整備する方針を決定。食品小売業の神戸物産(本社・兵庫県稲美町)が昨年末明らかにした、森町での観光果樹園やショッピングモール整備に続く大型投資となる見通しだ。いずれも、2016年3月の北海道新幹線開業で増加が見込まれる観光客の獲得を目指している。

 JR北海道の計画は、大沼の東側に位置する流山温泉のそばに、馬と触れ合うことのできる観光牧場を核とした滞在型施設を設ける内容。過去にゴルフ場を柱とする大規模リゾート構想があった面積約150haの所有地に必要な施設を整備する。当面20ha程度を活用。既に地元関係者に計画の中身を示している。整備に際しては、北洋銀行が同行のファンドを用いて資金面を支える。

 大沼周辺では昨年末、神戸物産による観光果樹園とショッピングモールの整備計画が明らかになったばかり。同社は果樹園開設に向けた準備をこのほど始めたところで、これからショッピングモール整備に向けた作業を本格化する方針だ。道央自動車道大沼公園インターチェンジ(IC)近くにある整備地9・7haの造成は終えており、「来年3月の新幹線開業に合わせオープンさせたい」(同社関係者)考えだ。

 JR北海道、神戸物産ともに、新幹線開業で増加が見込まれる国内からの観光客のみならず、函館空港への海外からの直行便就航に伴って増えている外国人観光客のニーズにも対応していく。どのような施設機能を持たせるべきか、詰めの協議を続けている。

 大沼周辺では、新幹線開業関連以外の投資も増えている。地元企業のアプレ(本社・七飯)が3月中に、葉物野菜を中心に多品種を生産する大規模な植物工場2棟を稼働。愛知県の企業が主体となった大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設工事も間もなく始まる予定だ。

 七飯町では「一時停滞していた事業が、ここに来て一気に動きだしてきたという印象。いずれの投資も、地域の雇用の場確保につながるため大変喜ばしい」(政策推進課)とし、新幹線開業が一層、企業の投資の呼び水となることを期待している。

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