e-特集北海道新幹線

鶴雅グループが道央と道南でホテルに投資/施設の増改築含め30億円

2015年5月14日付

 リゾートホテル運営の鶴雅グループ(本社・釧路市)が北海道新幹線の開業を見据え、道央と道南でホテル事業を強化する。他社の施設を買収し高級感ある仕様にリニューアルする方針で、2館程度の新規開業を目指す。同社は2016年度から20年度までの5カ年に、既存施設の増改築も含め約30億円を投じる予定だ。

 現在、道内で11館を運営しているが、うち8館が阿寒湖周辺とオホーツクの両エリアに集中し、道東以外は支笏湖畔と定山渓温泉、ニセコの3館しかない。

 同社は16年3月、持ち株会社体制に移行。新たに設立する鶴雅ホールディングス(HD)の傘下に、鶴雅リゾートと鶴雅観光開発の2社を事業会社として置く。新体制の第1期と位置付ける20年度までに、現在100億円の売上高を130億円に増やす方針から、新幹線開業で観光客の増加が期待できる道央、道南でのホテル事業強化を決めた。

 新規開業に向けては、新築ではなく他社の施設を買収してリニューアルする手法を取る。エリアについては、新幹線開業後の観光客の流れを見て判断する。リニューアルでは、アジアを中心とした海外富裕層の需要を見据え、和のテイストを取り入れた高級感あふれる仕様とする。客室の面積も60―70m²と広く取る。1室当たりの改装に約2000万円を見込んでおり、2館の開業で約20億円を要するとしている。

 一方、約10億円を投じて既存施設の増改築も順次進める。「あかん遊久の里鶴雅」の本館など3館程度を対象とする計画で、同社の幹部は「老朽化した部分を直すだけでなく、付加価値が高まるような内容にしていきたい」と話している。

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