e-特集北海道新幹線

JR函館駅前の市有地活用へ大和ハウスなどが事業計画を提示

2015年8月11日付

 昨年5月に製菓工場を含む複合施設の建設計画が中止になって以降、停滞が懸念されていたJR函館駅前の市有地等整備(若松町43の5ほか)で、複数の事業者が市にプランを提示していることが分かった。今後、再公募に向けて要件などを整理した上で、早ければ来春にもプロポーザル方式で募る。2016年秋以降の契約となるため、17年ごろの建設着手が見込まれる。

動き出すJR函館駅前の市有地活用

JR函館駅前の開発用地(右)。
にぎわいを創出する複合施設の誕生が待たれている

 用地は、市とJR北海道が所有する駅北東側の9887m²。09年に定めた土地利用方針に基づき、13年にペシェ・ミニョン(本社・函館)を事業主体とする協定を締結したものの、資材や労務費の高騰に伴い事業を断念した経緯がある。

 市は白紙になって以降、専門家の意見を聞くなどして情報を収集。ことし1月にはデベロッパーや建設業など約80社を対象にアンケートを実施し、半数から回答を得た。これらを踏まえ、具体的な進展は見込めないと判断し、再公募を当面見送ることにした。

 ただ、ここに来て状況が一変。大和ハウス工業がホテル・店舗などの複合施設の建設を構想するなど、「複数の事業者から問い合わせがあり、プランの提示もある」(市担当者)とスケジュールは未定ながらも、土地利用に興味を示しているという。

 市は4月から1年間、観光バスの臨時乗降場として、函館地区バス協会に土地を貸し出し中。北海道新幹線開業後の夏のイベント会場にも使用する方針のため、「秋以降の協定締結となる。そうなると早くて来春の公募になる」(市担当者)と述べている。

 道新幹線開業まで残り7カ月余り。新函館北斗駅からアクセス列車に乗って約17分で到着するJR函館駅は、まさに〝函館の玄関口〟として、にぎわいが期待される場所だ。開業には間に合わないが、駅前で再開発ビル「キラリス函館」が建設中で、駅前通は景観向上へ無電柱化などが始まる。今回の開発計画が実現すると、さらなる相乗効果が生まれそうだ。

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