e-特集北海道新幹線

JR北海道が新幹線3駅を一般公開/一足早く開業気分味わう

2015年12月15日付

 北海道新幹線の開業まであと100日余りとなった12、13日、JR北海道は相次いで新駅を一般公開した。12日に奥津軽いまべつ(青森県今別町)、13日に新函館北斗(北斗市)と木古内(木古内町)と続き、真新しい駅舎を一足早く見ようと計2000人余りが訪れた。駅としての機能だけでなく、地元素材の活用、歴史や文化の発信といったデザイン性に関心を寄せていた。

 奥津軽いまべつ駅は、青函トンネルと、その先に広がる津軽海峡、北の大地をイメージした造り。アーチ状の冠が目立つ高さ約25mの塔屋を上り、線路をまたぐ約50mの連絡通路を抜けると改札口がある。

地域の顔となる新駅で歴史や文化を発信

荒馬まつりと青森ヒバが融合した壁面(奥津軽いまべつ駅)

 改札口正面に広がるのは青森ヒバをガラスで覆った壁面。今別町の郷土芸能「荒馬まつり」のシルエットが描かれている。その衣装で使う5色は、ドアや床タイルの一部に採用され、ホームや待合室などにも絵が飾られている。

 この日は、町内外から約410人が訪れ、連絡通路から見える景色や荒馬の演舞などを写真に収めていた。町在住の男性は「立派。青函トンネルを歩いたような、そんな印象を持った。通路から北海道が見え、近くに感じた」と話していた。

 13日には、道内の2駅がそろって一般公開された。濃いグレーの壁面と大開口からのぞく白い樹林フレームがコントラストを生んでいる新函館北斗駅には、約900人が参加。コンコースや改札内、ホームなどを思い思いに巡った。

 天井の道南スギ、黒い円形照明、白い柱とモダンな雰囲気の空間は、駅併設の市観光交流センターで、アンテナショップや交流スペースなどが入る。自由通路から1階ホームを眺められる構造で、在来線と平面乗り継ぎができるのも特徴だ。

 市内に住む男性は「道南スギや赤れんが、赤トンボのシールなど地元の特徴がうまく表されている」と駅が広告塔になると期待。青森市内から来た女性は、洗練されたデザインに感動し「新幹線でまた訪れたい」と目を輝かしていた。

 木古内駅には約700人が訪れ、みそぎ太鼓の演奏で出迎えた。同駅は津軽海峡の波がコンセプト。コンコースの天井には道南スギを組み合わせた立体感ある形状を取り入れ、木の温かみを感じられる。

 垂直性を強調したリブ状の壁面が印象的。打ち寄せる波をガラスの間隔を変えることで表現し、すっと伸びるスギは、たくましく生きる木々や人々を表しているという。

駅のコンコースが郷土芸能の舞台に

真新しいコンコースでみそぎ太鼓の演奏を聴く見学者(木古内駅)

 町内在住の男性は、家族3人で見学。「木がアクセントになって雰囲気が良い。開業したら、ここから東京や仙台に遊びに行く」とホームを眺めながら心を躍らせていた。

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