e-特集北海道新幹線

北辰フーズの宮谷将徳社長にインタビュー/工場改築で販売強化

2016年2月5日付

 訪日外国人の増加を背景に国内観光が沸く中、この好機をつかもうと、主力の「シャーベリアス夕張メロンゼリー」をはじめ土産商品の販売促進に奔走する北辰フーズ(本社・江別)の宮谷将徳社長。2016年から製造工場の刷新に着手し、関西圏に向け商品供給を拡大するほか、新しいビジネスに向けたケアフードジャンルの参入も検討する。

 ―製造工場を建て替える狙いは。

宮谷将徳社長  旧雪印乳業が使っていた工場をそのまま引き継いだため、老朽化は課題としてあった。新工場では主力商品に加え、新しいビジネスとして高齢者向けケアフードの製造を考えている。健康の補助食品、機能性食品という新ジャンルに向け、これから形を作っていく。

 工事は3期に分け、新商品の仕掛けは1期目の製造工場の完成とともにスタートを切れればいい。先の話だが、新商品の需要が伸びれば、製造ラインの増設も考えている。

 ―ケアフードをどう売り込むのか。

 高齢者をターゲットにしたのは、われわれの商品を支持してくれる人が多いということもある。ただ、ケアフードジャンルというマーケット自体は固まってなく、参入企業のほとんどが手探りだ。介護施設や在宅介護と利用者は増えているので、食事の中のデザート部分で勝負していきたい。

 ―国内を訪れる外国人観光客が増えている。

 空港をはじめ各地で免税店が増え、土産商品は調子がいい。当社の売り上げも年々伸びている。ただ、観光客の増加はあくまで下支えな部分であり、業界全体として潤っているかといえば、そうではないと思う。おいしくなければリピートはないので、自分たちの独自性を発した商品をうまく提供できているところは好調なのではないか。

 観光客は北海道と同様に、大阪や京都など関西圏も多く訪れている。当社の商品は全国で販売しているが、積極的に営業できているのは関東圏まで。今後、関西圏のホテルなどと提携してコーナーをつくってもらったり、現地企業との共同開発で地場の土産品を提供するなど広く営業を強化していきたい。

 ―3月26日に北海道新幹線が開業する。

 開業日に合わせ、冬型商品で特に売れているレアチーズケーキを、北海道新幹線オリジナルパッケージに入れて車内限定で販売する。昨年の春先から営業チームが活動し、形にしてくれた。誰もが思いや発想は出るが、具現化することは難しい。これを現場がやってくれたので大変ありがたい。新幹線開業は一大イベント。一緒に盛り上げていきたい。

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