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専門工事業者の環境厳しく/担い手不足、膨らむ経費への対応に苦慮
北海道内の専門工事業者が悲鳴を上げている。技能者の賃上げに資材や燃料価格の高騰、時間外労働の上限規制など経費が膨らむ一方で、それが十分に反映されない契約額への対応に苦慮。不足する技能者の処遇改善が急がれるが、改正建設業法に盛り込まれた適切な賃金の目安を示す「標準労務費」の協議はこれからだ。地方からは賃金格差から札幌圏への技能者流出を危惧する声が聞かれる。
【松前】松前沖の洋上風力、着工可能な「促進区域」指定に合意/法定協議会
松前町沖合で整備の検討が進む洋上風力発電を巡り、再エネ海域利用法に基づく法定協議会である「北海道松前沖における協議会」は、着工が可能な「促進区域」への指定に異存はないとする意見をまとめた。北海道内の「有望区域」の中で合意形成に至ったのは初めて。海域の面積を3710ヘクタールとする促進区域案も初めて示した。今後は国による促進区域の指定手続きに入る。
7月31日に松前町パートナーシップランドで開いた
【透視図】日本の「金」続くパリ五輪
オリンピックが始まると必ずこう主張する人が現れる。「日本が勝っただのメダルの色や数がどうだのばかばかしい。選手が頑張っているだけで十分だ」▼平等主義を絵に描いたような意見だが、本質を外しているように思う。欽ちゃんこと萩本欽一さんがエッセーに記していた言葉を思い出す。「僕はまわりの人間に対して、すぐに点数をつけるんです。点数をつけたほうがその人間がわかるし、本人も努力する」。
北海道開発局 i―Con奨励賞2024で54者を表彰/優れたICT活用など評価
北海道開発局は7月31日付でi―Con奨励賞2024の受賞者を公表した。工事部門は30件で重複を除き31者。赤川建設興業が3年連続で受賞した。業務部門は25件で重複を除き23者となり、北開水工コンサルタントは5年連続の選出となった。
国土交通省は生産性向上に優れたICT施工などの取り組みを表彰する「i―Construction大賞」を2017年度に創設した。開発局は2020年度にi―Con奨励賞