北海道をハードに築いた
1129人の業績と記録
■高木 正雄 編
■定価:本体1,800円+税
○原始林に壮大なプランを描き、拓殖・開発と長期計画を樹立した31人の北海道庁長官と政治家たち。
○港湾・鉄道・道路・治水・農地開発・土地改良・住宅建設・公共施設建設と寒地土木・北方建築を独自に開発した研究者と現場技術者たち。
○敢然と未開の地に挑み、鉄道敷設・道路築造・港湾建設・堤防・ダム築設、田畑開墾・学校・庁舎・住宅建築に身を挺した建設業者群。
高木氏は1930年旭川生まれ。北海道学芸大学旭川分校(北海道教育大学旭川校)を経て、54年に建設報道界に入り、58年に北海道建設新聞社創業に参画。40年以上、一貫して報道・制作の責任者を務め編集局長・制作局長、代表取締役副会長、顧問を歴任、
2000年に退任した。 この間、1954年以降は第一線で各界のリーダーに直接取材、それ以前は古老の聞き語りや資料発掘・調査など50年近く続けてきた。その成果は北海道建設新聞連載・発行の「風雪の百年―北海道建設業界史」をはじめ「札幌建設昔話」(162回連載)、「風雪の群像」(115回連載)、
「この道50年」「わが道」などで記録してきた。 さらに北海道建設業協会80年史、札幌建設業協会史など旭川・空知・網走・室蘭の各建設協会史の監修・編集を依頼され、地域別の資料発掘に長年にわたって努めてきた。
その資料を踏まえて、原始北海道が今日の姿まで開発され発展する過程お年別・事項別に詳細に記録した「北海道建設年表」(B5版492ページ)を平成16(2004)年に出版した。この年表とともに、
拓殖・開発推進に貢献し風化しかねない各界1,129人の事績を記録にとどめようと、姉妹編ともいうべき本事典を刊行した。
【関連書籍】
「北海道建設年表」
高木正雄氏編・北海道建設新聞刊
聖徳太子が四天王寺を建てた五九三年から二〇〇三年末まで、北海道の建設に関係する幅広い情報を整理。建設の視点から本道の歴史を振り返る一冊。