当麻町は、電力販売契約(PPA)による公共施設への電力供給を計画している。町有地で太陽光パネル群によるマイクログリッド(小規模電力網)と複数の公共施設に太陽光パネルを設置する2本柱で構成する。将来的には地域への電気供給を担う電力会社の設立も見込んでいる。
赤井川村は役場庁舎のZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化を計画している。新たなエネルギー源として太陽光と地中熱を導入。2024年度に実施設計をし、最短で25―26年度での施工を見込む。
上士幌町は役場庁舎周辺のマイクログリッド(小規模電力網)を、実施設計・施工一括のDB方式で構築する。2024年度に公募型プロポーザルで業者選定する考え。25年夏の着工と27年度の完了を目指す。
知内町は4月中旬にも、知内高の木質バイオマスボイラ導入を指名通知する。建築、機械、電気に分割。5月の中旬に入札後、下旬の臨時町議会で契約承認を得られ次第着工する。冷房設置も合わせた工事で、2025年3月下旬までの完成を目指す。
留萌管内8市町村のゼロカーボンシティ宣言が出そろった。2050年までに二酸化炭素(CO₂)排出量実質ゼロを目指し、地域の特色を生かした対策を盛り込む一方、公共施設の照明LED化を足掛かりとする自治体が目立っている。