【北の民俗文化】第26回(最終回)「マリモに寄せる思い」広い集団への帰属性に移行
私は60数年前、大学2年のとき、学友5人とテントを携え、鉄道やバスを乗り継いで、襟裳岬を通り、道東地方を旅行したことがあります。屈斜路湖湖畔砂湯でテント野営し、美幌峠からの広大な光景や摩周湖の神秘性などに魅了されたことを思い出します。その時、阿寒湖のマリモを見ました。繁殖地の景観とともにその荘厳さに心を奪われたことを思い出します。そのマリモについて当時歌謡曲にも歌われていましたから、旅の情緒をさらに感じさせられたことを思い出します。
現在、北海道新聞2024年7月22日付「