栗山赤十字病院が耐震性不足で建替計画

2017年11月08日 09時30分

 日本赤十字社栗山赤十字病院(栗山町朝日3丁目2、渡辺光明院長)は、同病院の建て替えを計画している。時期や建設場所は未定だが、現在の規模と同程度の施設で検討を進める。

 同病院の前身は1952年に開設された町立栗山病院で、すぐに日赤北海道支部が経営を受託。54年に町から日赤に建物も移管され、栗山赤十字病院となった。80年に完成した現在の建物はRC造、5階、延べ8765m²の規模。本館のほか、2005年に増築した人工透析棟、倉庫などで構成している。

現在の栗山赤十字病院

建て替えが計画されている栗山赤十字病院

病床数は一般96床、療養40床の計136床で、診療科目は内科、循環器内科、外科、整形外科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、精神神経科、眼科、リハビリテーション科。病院の利用者は約6割が町内で、そのほかは近隣自治体から来院している。

 15年に実施した耐震診断で、本館棟については1・0必要なIs値が0・37しかなく、耐震性に問題のあることが確認されたため、建て替えを計画。現地建て替えのほか、移転改築も視野に検討しているが、施設の規模などについては現状維持を見込む。建て替えとなった場合の費用には60億円程度を試算するが、町からの財政支援も必要なことから実施時期については未定となっている。


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