倶知安町は、2023―31年度を期間とする社会教育施設個別施設計画を策定した。町営プールや世代交流センターの複合化のほか、旭ケ丘スキー場のジャンプ台解体、総合体育館改修などを盛り込んだ。予定事業費として約23億円を積み上げている。
佐呂間町は、町道浜佐呂間湖岸道路を2023年度から複数年かけて改修する。早ければ7月上旬に指名競争入札する実施設計で詳細を固め、工期や事業費などを決める方針だ。地盤改良も実施する場合は3カ年、施工費1億5000万円程度を想定している。
三笠市は、幾春別川などを利用した流雪溝の設置・運用の可能性研究を開始する。記録的な豪雪や短期間に降雪が集中するなど、これまでの除排雪体制では対応しきれない状況が増加。可能性が確認できれば順次、流雪溝設置の基本設計、詳細設計、施工へと進めたい考えだ。
ことしの1月31日に閉店した藤丸百貨店の建て替えは、さまざまな背景を踏まえた決断だ。再建を担う新会社の藤丸(本社・帯広)は、新たに3―5階の商業ビルを構想。帯広市中心部の空洞化を防ぐ意味でも、2026年度の再開を目標に掲げた。これまで経済界は「単なる一商業施設の閉店ではない」と口をそろえてきた。それは跡地にも言える。新施設は「変革の柱」となり、起爆剤としての役割が求められる。