国土交通省は22日、2023年1月1日時点の公示地価を発表した。道内全用途の平均変動率はプラス6.8%となり、7年連続で上昇した。用途別の変動率は、住宅地が7.6%、商業地が4.9%、工業地が4.7%それぞれ伸びている。住宅地と商業地で変動率1位から10位までを北広島市など札幌近郊5市の「KIECE」が占め、全国の上昇率10位までも独占した。札幌に収まりきらない住宅需要が近郊全体の地価上昇をけん引したことに加え、北海道ボールパークFビレッジが開業する北広島市が最も伸びた。人口10万人以上の都市では、釧路市の住宅地が32年ぶり、旭川市の商業地が3年ぶりに上昇に転じるなど動きがあった。
道内不動産業者の約半数が自社サイトでの広告宣伝に注力―。北海道建設新聞社と北海道住宅産業新聞社、住宅流通研究所、札幌学院大の共同研究で、こんな実態が明らかになった。4者は道内の不動産業者359社を調査し、このほど報告書「北海道不動産業の調査研究」を発行。中小企業を中心とした道内不動産業界の現状を分析している。
札幌市建設局は、市内の建設と建設関連企業を対象にした生産性向上などに関するアンケートの結果をまとめた。ICT施工の経験がある建設企業は2割にとどまっている。生産性向上について、すぐに取り組めない理由は「対応できる人材がいない」が最多だった。
オホーツク管内土木3官庁(網走開建、網走建管、オホーツク総合局調整課)の2022年度第3四半期末(4―12月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。受注総額は383億8440万円で前年度同期比5.4%、21億9684万円のマイナスだった。管内業者のシェアは1.6ポイント減の89.1%。西村組が18年度から連続で第3四半期末の首位を守っている。