ホーム企画センター(本社・札幌)は、オンライン上の仮想世界「メタバース」の活用を本格化する。7月から取引先工務店と、同社の特許工法「スミノイエ」に関して仮想空間内での打ち合わせを開始。続いて10月をめどに、注文住宅を建てる顧客との商談にも導入する。相手が目の前にいる感覚で、同じ立体画像を見ながら話すことによって施工イメージなどを正確に共有する。
北海道新幹線札幌延伸や中心市街地の再開発で、より高度な都市土木の作業性と安全性が求められ、市場ニーズに合わせたニッチ建機が脚光を浴びる。カツウラ建機(本社・札幌)は狭小現場に有効なボルボ製ホイール式油圧ショベルを取り扱い、一二三北路(同)が施工する札幌市内の現場で使われている。ニシオレントオール北海道(本社・大阪)は米国製の衝突緩衝装置「スコーピオン」を用意し、北海道技建(同・小樽)が道央圏の区画線設置で採用する。
三菱商事や北海道電力などの6社は20日、新千歳空港での水素利活用モデル構築に関する調査事業を行うと発表した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から受託し、期間は6月から2023年3月まで。関係者からの聴取や文献調査を通じて、エネルギー需要を再生可能エネルギー由来の水素で賄うことが可能か調べる。空港や航空燃料を脱炭素化する動きが加速しそうだ。