帯広開建が管轄している十勝港と大津漁港は、4月1日から釧路開建の管轄に変更される。今後、2港の事業は釧路開建が発注する予定。年度内公告として2018年度予算の工事や業務が3月末までに公告される場合も釧路開建から発注することになる。
帯広開建は、十勝港の内港地区で国際物流ターミナル整備として1993年度から岸壁や航路の整備を推進。大津漁港では津波被害軽減のため船揚場を建設している。しかし担当職員が築港対策官をはじめ少数に限られていることから、釧路開建の本部築港課や釧路港湾事務所に管轄を移し、個々の負担を軽減し業務の効率化を図ることにした。これにより帯広開建に港湾関係のポストはなくなることになる。
帯広開建の港湾工事では、本店所在地の参加要件を道内全域とするケースが主流。総合評価では十勝管内での地域貢献や帯広開建部長表彰の実績、十勝管内に本店を置いていることに対し加点している。これら本店所在地の参加要件や総合評価の管轄部署変更後の対応については検討中としている。