道は22日、札幌エルプラザで2018年度北海道なでしこ応援企業表彰を行った。伊藤組土建(本社・札幌)やズコーシャ(同・帯広)、堀口組(同・留萌)、東海日動パートナーズ北海道(同・札幌)の4社に対し、女性社員への仕事と家庭の両立や職業生活における活躍支援、資格取得支援などの功績をたたえた。
女性の活躍推進などに積極的に取り組む企業を表彰する制度で、ことしで3回目。女性のワークライフバランスを推進するイベント「さっぽろ女性応援festa」(札幌市と道の共催)の中で表彰式を開いた。
高橋はるみ知事(代読・阿部啓二副知事)は「受賞各社の取り組みは、これからのあるべき職場環境づくりの手本となるもの」と称賛し、「本道が将来にわたり持続的に発展していくためには家庭や職場、地域などさまざまな場面で女性が持っている能力を発揮していただける環境をつくることが重要」とのメッセージを寄せた。
伊藤組土建は、女子学生のインターンシップを積極的に受け入れ、育児・介護休業、育児のための時短勤務制度の利用実績なども認められた。
ズコーシャは、直近3年の新卒採用のうち約半数が女性で、仕事と家庭の両立を支援するフレックスタイム制を導入していることなどが評価された。
堀口組は、現場事務所に女性専用トイレや休憩所を設置するとともに、ICチップ付きの社員証による長時間労働の抑制を図っている。