東武鉄道(本社・東京)は、世界130カ国でホテル運営を展開するマリオット・インターナショナル(同・米国メリーランド州)と提携し、所有する札幌東武ホテルを、2020年春に「フェアフィールド・バイ・マリオット札幌」としてリブランドオープンすると発表した。新ブランドのコンセプトに合わせるため、ホテルは10月から休館して全面改修を進め、訪日外国人観光客の誘致を目指す。
中央区南4条東1丁目にある札幌東武ホテルは、1994年に開設。客室全252室の半数以上が約30m²のゆとりある部屋を提供しており、国内ビジネス客や観光客を中心に利用されている。
道内で急増する訪日外国人の受け入れを強化するため、ホテル会員数約1億2000万人を持つマリオット・インターナショナルと提携。札幌東武ホテルを改め、世界に通用するサービスを取り入れたマリオットブランドとして生まれ変わる。
休館後に実施する全面改修では、北海道の自然が感じられるよう、館内に木材を取り入れたデザインとするほか、新たにフィットネスジムも整備する。
さらに、訪日外国人観光客のニーズに合わせるため客室を改装してバリエーションを増やす。これまでのシングル、ダブル、ツイン、スイートに加え、客室面積23―25m²のキング17室や、47m²のファミリー1室、50m²のバリアフリー2室の計7タイプとする。