札幌塗装工業協同組合青年部会は、設立30周年記念誌「塗跡―ぬりあと―」を発刊した。1988年からの活動の歴史をつづるとともに、2018年に展開した記念事業のほか、継続して実施しているボランティアや講習会などの様子も盛り込んでいる。
同部会は、会員の親睦や後継者育成、塗装業界の発展などを目的に、会員36人で発足した。18年に迎えた30周年の記念事業の一環で進めてきた記念誌は、設立して初めての発刊。部会OBらに聞き取りや資料提供を依頼するなどし、約2年かけて一から作り上げた。
記念誌前半のページに18年に実施した30周年記念式典や、百合が原公園「リリートレイン」の塗り替えや植樹式といった記念事業の様子を、写真をふんだんに使って紹介。このほか、設立からの歩みとして年度別の主な活動や歴代会長からの寄稿などを掲載したほか、さっぽろ雪まつり市民雪像制作や児童会館でのボランティア活動などを事業別にまとめている。
A4判、フルカラーの全61㌻で、120部を作製。会員や部会OB、道内各地区の塗装青年部会に配布した。
編集長を務めた松田剛さんは「次世代の会員にこれまでの活動を知ってもらうとともに、次につなげていくことの大切さが伝われば」と記念誌に込めた思いを語る。
藤田勝幸会長は「これまでの歩みを形にすることができた。今後も40、50年と続いていく団体にしていきたい」と話している。
(2019年5月21日付2面の北海道建設新聞から)