今夏以降、道内ではものづくりに関する大きなイベントが続々と開かれる。日本コンクリート工学会(JCI)は7月に札幌で年次大会を企画。北海道での開催は10年ぶりで、コンクリート分野での女性活躍推進をテーマにしたセミナーなどを開く。7月はほかに北洋銀行のものづくりテクノフェア2019が開催。道内随一の総合展示商談会として、200者余りが出展を予定している。10月は日本砕石協会が砕石フォーラムを21年ぶりに開く。
JCIのコンクリート工学年次大会2019は、7月10―12日に札幌コンベンションセンターで開催。北大の横田弘教授が実行委員長を務め、「ずっと もっと つなぐコンクリート」をメーンテーマに、コンクリート技術に関する最新情報を共有する。
論文発表や研究内容報告は約600件を予定。1階大ホールで開くコンクリートテクノプラザ2019は、会沢高圧コンクリート(本社・苫小牧)や北電興業、日東建設(同・雄武)など100者近くが参加を見込んでいる。
11日はセミナーを企画。テーマはサステイナビリティ(持続可能性)と女性活躍推進の2本で、うち女性活躍推進セミナーは全国生コンクリート工業組合連合会の吉野友康会長ら6人をパネリストに、100年後も元気なコンクリート業界に向けて意見を交わす。
北洋銀行のものづくりテクノフェア2019は、7月25日にアクセスサッポロで開かれる。優れた技術や製品を持つ中小企業や大学、支援機関などが一堂に会し、販路拡大、企業間連携を模索する。13回目となる今回は、3DスキャナーやAI、IoTなどの出展が目立つ。
日本砕石協会は、2019年砕石フォーラムを10月16、17日に札幌で開く。道内開催は21年ぶり。かでる2・7大ホールが会場で、18日は見学会を予定する。全国から500人ほどの参加を見込んでいる。
このほか、日本テントシート工業組合連合会は6月22、23日、札幌パークホテルで第3回日本テントシート工業組合連合会全国大会を開催。第40回総会のほか、北海道博物館などを会場に道内の歴史を学ぶプログラムを企画している。
(北海道建設新聞2019年6月7日付3面より)