大和ハウス工業北海道支社(札幌市東区北6条東8丁目1の10、三原康展支社長)は、札幌市中央区の中古マンションをグループで宿泊可能なホテルに改修する。設計施工は三井デザインテックに依頼。9月下旬にも着工する見通しで、工期は2020年2月までを予定している。
札幌市中央区大通西23丁目306の9にある「円山公園マンション」[MAP↗]の土地約1000m²と建物(SRC造、10階、延べ2826m²)を18年10月に取得した。
マンション新築も含めて利活用を検討したが、建築費高騰などを考慮し、建物を無人ホテルにリノベーションすることにした。
1、2階のテナント入居はそのままで、賃貸マンションだった3―9階と、オーナー入居だった最上階10階の居室部分をホテルに改修。無人受け付けシステムを導入し、客室32室、収容人数170―180人を見込んでいる。
3階は受け付けと男女別のドミトリー2室(各11ベッド)、10階はリビングダイニング付きの2室(64m²6ベッド、98m²7ベッド)を配置。4―9階は23m²と45m²程度の客室28室(4―6ベッド)を設ける。
地下鉄東西線円山公園駅から近い。周囲には商業店舗や飲食店、マンションが多く、ホテルは少ない。
開業は来春ごろになる見通しだ。