JR北広島駅西口周辺 民間開発に高い市場性

2019年09月27日 07時00分

 北広島市はJR北広島駅西口周辺地区に関し、民間開発の高い市場性があると方向付けた。8月に実施したサウンディング型市場調査の結果を踏まえて判断した。整備に関する基本構想を年度内に策定し、2020年度の事業者選定に備える。ボールパーク(BP)建設で高まる市場ニーズを把握し、駅周辺の一体的な活用を図る。

 26日の市議会総務常任委員会で、企画財政部の川村裕樹部長、企画課の橋本征紀課長が結果を説明した。

JR北広島駅西口。民間開発に期待が高まる

 調査の対象は、駅前西口公園・ロータリーや北広公園隣接地、市営西駐車場など未利用市有地5カ所。駅周辺のにぎわい創出、魅力形成に向け、8月26日から30日にかけて道内外の5事業者と対話した。

 参加事業者は西口周辺のポテンシャルは高く、BPの影響で事業の可能性があると判断。札幌市と新千歳空港の中間にあり、利便性も良いと評価した。

 各市有地については、マンションを含めた住居、飲食店をはじめとする商業施設、ホテルなどの宿泊施設とさまざまな事業が見込め、民有地を含めた一体の整備でより魅力的になると提案した。

 また、西口駅前でBP来場者用のシャトルバス乗降場などを十分に確保するには、スペース確保の面から西口公園の移転や縮小、廃止を検討すべきだと指摘した。

 一方、駅から距離のある市有地は事業実現の可能性が低いとみている。

 この日の総務常任委員会で川村部長は20年度の事業者選定に対し「市場性があることを前提に仕様を作る」と述べた。

 着工は21年度を予定。BPが23年3月開業のため、22年度のロータリー完成を必須とし、進ちょくに合わせた周辺整備を想定する。

 


関連キーワード: さっぽろ圏

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • web企画
  • 日本仮設
  • 川崎建設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,360)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,250)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,183)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,142)
札幌市の地下鉄南車両基地再整備 延べ2.9万㎡増築...
2024年04月03日 (805)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。