中富良野町は、中富良野小と中富良野中の統合校舎建設に伴い、2025年度にも中富良野中の校舎解体に着工する計画だ。今後、解体に関する設計と工事をそれぞれ発注する。中富良野小の校舎と屋体については解体するか未定だ。
北町8の8に位置する中富良野小は校舎が1978年に完成し、規模はRC造、2階、延べ3580m²、屋体はSRC造、平屋、延べ932m²で79年に完成した。
中富良野中は南町9の19にあり、80年完成の校舎がSRC造、3階、延べ4807m²、87年完成の屋体はSRC造、2階、延べ1399m²となっている。
両校とも老朽化による外壁損傷などが見られ、両校の耐力度調査を進めた結果、改築を決めた。新校舎については実施設計を進めており、23年度から2カ年で施工し25年度の供用開始を予定する。
建設地は中富良野中のグラウンドで、統合校舎完成後に、同中の校舎を解体する。跡地は駐車場や通学広場として活用する。解体に関する設計と工事の発注時期は今後固める方針で、工期も単年度になるか2カ年になるか未定。校舎と比べて新しい同中の屋体は残し、統合校の体育館として使用する。
中富良野小の校舎と屋体は、ともに築40年以上が経過しているため解体したい考えだが、財源の確保が見通せないため解体するか未定だ。