管理センターのかき寄せ機など新設
札幌市水道局は、6日にも管理センター汚泥処理関連施設の濃縮槽汚泥かき寄せ機など新設を一般競争公告する。同局が計画している豊平川水道水源水質保全事業の一環。対象は機械設備の単体か特定共同体を想定し、下旬の入札を予定している。6月上旬の着工、2025年9月末の完成を目指す。
南区白川で、沈殿池に堆積した汚泥を管理センターの濃縮槽に送るための排泥ポンプと、濃縮槽で沈殿した汚泥を汚泥ピットに集めるためのかき寄せ機2基を新設する。
かき寄せ機に集まった汚泥は天日乾燥床に送る。排泥ポンプは出力7・5㌔㍗のタイプを4台備える。濃縮槽と天日乾燥床は公告済みで、25年3月の完成を目指している。
このほか、配管などの付帯工事として排水ポンプ1台、電動偏心弁36台を設置する。
3月末公表の発注見通しでは、金額区分を5億円以上に設定している。
豊平川水道水源水質保全事業は豊平川の水質を保つことが主な目的。白川浄水場に導水する河川水のヒ素を一定程度除去するための取水施設を整備する。4月にはフロック形成・沈殿池設備、分水井の配管などの新設を告示した。