躯体・電気・機械で課題洗い出し 年内に必要な対策固める
白糠町は総合体育館の大規模改修を計画している。床やドア、設備をはじめ老朽化が進んでいることから、利用者が快適に使えるよう躯体や電気、機械について課題を洗い出し、年内に必要な対策を固める。
東2条北3丁目1の1の同施設(RC造、平屋一部2階、延べ3467m²)は1980年に供用を開始した。屋内スポーツの拠点で、新型コロナウイルス感染拡大前は年平均で約4万人が利用。選挙の投開票所として利用され、避難所の役割もある。
町内外の人が訪れ、町発祥のスポーツであるゲートボールとカーリングを合わせた「ゲートカーリング」の場としても使われている。2021年度年度の利用者は、新型コロナ感染拡大を防ぐための休館の影響もあり2万7818人にとどまった。
耐震性は満たされているものの、供用開始からが40年以上が経過。床やドア、設備をはじめ老朽化が進んでいることから、大規模改修に踏み切る。LED電球の増設も検討しており、年内に対策が必要な箇所や工法を固める。
実施設計は5月31日に釧路総合設計が1000万円(税抜き)で落札した。