現1、2号棟の解体にも着工
旭川市は、市営住宅第2豊岡団地の建て替えで3号棟建設に向けた実施設計に2023年度着手する。RC造、7階、延べ3451m²、41戸の規模を構想し、24―25年度の2カ年で新築する。23年度は建設用地確保のため既存1、2号棟の解体にも着工する考えだ。
老朽化した現団地10棟202戸をRC造の4棟235戸に再編する。基本設計は柴滝建築設計事務所・IA研究所設計共同体が担当した。
1号棟は7階、延べ6571m²、76戸の規模で19年度に完成した。2号棟は6階、延べ6444m²、77戸の住棟をA・Bの2工区に分割して着工。A工区は21年度に完成し、B工区は23年度末完成を目指して工事を進めている。
3号棟は新1号棟西側の豊岡5条1丁目1の27に新築。基本設計ベースではRC造、7階、延べ3451m²の規模を構想し、住戸は2LDKを中心に1LDK、2DK、3LDKを配置する。暖房はガス暖房となっている。
23年度に実施設計を進め、24―25年度の2カ年で施工する計画。工事費には9億8000万円を試算しているが、資材や労務単価上昇で変動する可能性がある。
新3号棟建設場所には現団地の1、2号棟があるため、23年度予算には解体・除却費として1億9970万円を要求する構え。両棟共にRC造、4階で、1号棟は1710m²、2号棟は1867m²の規模となっている。
最後に整備する4号棟は3号棟と同程度の規模の建物を構想。26―27年度の施工を見込んでいる。