網走建管は、3・5・51北見市川東通で架け換えを進めている見晴橋の上部に着工する。初弾として、張り出し工法で整備するP3―P4間を9月にも入札。多年度債を設定し、3カ年で施工する見込みだ。これに先立ち、下部の最終工事となるP4、P6橋脚の打設を5月下旬に簡易型総合評価で一般競争入札する。
同線は市内中心部と川東地区を結ぶ都市計画街路。渋滞緩和を図るため、常呂川をまたぐ歩行者専用の見晴橋を2013年度から車道橋に架け換えている。
新橋は橋長527m、車道8m、歩道片側3mの全幅11m。上部は8径間連続PC箱桁、下部は逆T式橋台2基と壁式橋脚7基で構成する。完成予定の18年度までに総事業費46億円を投じる。
下部は13、14年度に橋台2基(A1、A2)と橋脚5基(P1、P2、P3、P5、P7)を整備。15年度は概算工事費1億8000万円で、残るP4とP6を一括で発注し、年度内に完成させる。
続く上部はA1―P1間約44m、P1―P3間約84m、P3―P4間約222m、P4―P6間約79m、P6―A2間約98mの5工区に分けて整備する。15年度は唯一、張り出し工法によるP3―P4間を入札。残る4工区は固定支保工を用い、単年度か年度末の翌債で16年度以降に順次発注する。
このほか、常呂川両岸を走る市道をまたぐため、左岸側に橋梁(10・6m)と右岸側にボックスカルバート(7・2m)を設ける。16年度に橋梁下部に取り掛かり、17年度に上部とカルバートを仕上げる計画だ。