本町小と二十四軒小の2校改築は20年度予定 札幌市

2018年05月18日 13時00分

 札幌市都市局は、2018年度の小中学校等整備設計の公募型プロポーザルを、月内にも公告する予定だ。その後は6月中旬に技術提案書の提出、7月上旬に最優秀提案者の選定を見込む。対象は学校施設耐震化の最終となる本町小、二十四軒小改築の計2校。このほか、保全推進と特定天井対策を計画する生涯学習総合センターちえりあも対象として検討中だ。

 本町小と二十四軒小は、いずれも校舎と屋体をそれぞれ改築。18年度に基本設計、19年度に実施設計を経て、20―21年度の2カ年での施工を想定。総事業費はそれぞれ約26億円を試算する。

 現施設規模は本町小が校舎RC造、3階、延べ5809m²、屋体S造、平屋一部2階、延べ868m²。二十四軒小が校舎RC造、3階、延べ6185m²、屋体S造、平屋一部2階、延べ867m²となっている。

 プロポーザルは、2校とも基本、実施設計に対する募集だが、契約は各業務を単年度ごとに結ぶ。各校ごとに建築と設備を分けてそれぞれ公告する考えだ。

 このほか、検討しているちえりあは、来年度に築後20年を迎えることから、電気・機械設備更新をメインとする計画的修繕の保全推進事業に位置付けている。工事は次期まちづくり戦略ビジョンアクションプランに盛り込む方針だ。

 保全事業の整備内容が大規模であることや、合わせてホールや吹き抜け構造のロビーの特定天井対策も実施するため、設計段階で公募型プロポーザルの採用を検討。採用となれば、学校施設とは異なり、建築と設備設計の共同提案とすることを考えている。


関連キーワード: さっぽろ圏 学校 耐震化

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 日本仮設
  • 川崎建設
  • オノデラ

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,362)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,254)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,185)
アルファコート、北見駅前にホテル新築 「JRイン」...
2024年04月16日 (1,143)
札幌市の地下鉄南車両基地再整備 延べ2.9万㎡増築...
2024年04月03日 (808)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。