宗谷建設青年会は25日、稚内大谷高で建設業の魅力を伝える出前講座を開き、3年生約50人を対象に建設業の現状や仕事内容などを説明した。
冒頭、田中太一会長は「短い時間にはなるが、建設業に興味を持ってもらう有意義な時間になることを期待している」とあいさつ。
講師は、藤建設(本社・稚内)の藤田拓憲企画室長が担当した。宗建会の活動や土木、建築、維持管理など建設業の仕事内容を紹介。建物や道路などができるまでの工程を図を使いながら説明した。
また、最近の建設業のキーワードとして①i―Construction②人材不足③技術の伝承④けんせつ小町―の4つを挙げ、情報化施工や建設業の働き方改革、待遇、資格制度などについて解説した。
藤田企画室長は「建設業の魅力としてスケールの大きなものづくりの楽しさがある」とし、「建設業の使命は物を造ることと、災害から皆さんを守ること。その使命はこれからも変わらない」と呼び掛けた。
その後、生徒たちは建設業の業務を紹介するDVDを視聴して理解を深めた。