稚内港湾事務所工事安全連絡協議会(会長・冨沢進一稚内開建稚内港湾事務所所長)は2日、女性が働きやすい建設現場の環境整備に向け、会員各社に所属する女性社員らを招き、現場点検と意見交換を実施した。
昨年に引き続き2回目となる取り組み。藤建設、丹羽建設、中田組、ササキ、稚内開建、稚内港湾事務所から女性社員・職員9人、会員各社から17人の計26人が参加した。
今回の対象は稚内港ほか1港建設(藤建設)の現場。港湾業務艇を使用し、稚内港末広ふ頭で稚内港末広地区クルーズ船岸壁の係船柱などを海上と陸上から視察した後、稚内港北防波堤ドームで現場代理人から工事概要や作業内容、勤務体制、休暇などについて説明を受け、現場事務所や休憩所、トイレをチェック。施工箇所では、床版断面修復などの補修作業を見て回った。
意見交換では、職場環境について「事務所に網戸があり、風通しも良く快適だった」「着替える場所への配慮が必要」などの意見が上がった。稚内港湾事務所の渡辺仁副所長は「頂いた意見などを参考に、女性も積極的に参加してもらえる環境をつくっていきたい」と話した。