北海土木工業(本社・札幌)は14日、札幌工高土木科の生徒を対象に現場見学会を開き、農業土木の仕事と役割を伝えた=写真。1年生約80人が北海幹線用水路の頭首工などを見て回り、農業用水の取水から利用、排水までの全体について理解を深めた。
札幌開建発注で同社が施工する北海地区北海幹線用水路京極橋下流工区と石狩川改修補償6丁目排水機場を見学後、赤平市内の北海幹線用水路頭首工に移動。北海土地改良区の職員からも協力を得て頭首工の働きや管理方法、対象水耕作付面積の大きさ、農業基盤整備の重要性を解説した。
同行した千広隆章社長は「農業土木の現場を見てスケールや重要性などその魅力を知ってもらい、地元建設企業への進路も視野に入れてほしい」と話していた。