新入社員奮闘中 早く一人前に現場で汗流す 石川組

2018年10月04日 07時00分

 江別市に本社を置き、土木工事や除雪などを主に扱う石川組。今春から北海道情報大を卒業した山田雅俊さん(22)と日本工学院北海道専門学校を卒業した広瀬拓弥さん(21)が働いている。山田さんは初めての大卒採用。お互いに声を掛けながら、一人前になれるよう汗を流している。

 山田さんは、学生時代を過ごした地元で役立ちたいと思い、江別市が企業と学生をマッチングさせる就業体験をきっかけに入社した。

 現在は、JR野幌駅前の顔づくり事業の現場に携わり、「造る側になるとは思っていなかった」と話す。

やりがいがあると話す広瀬さん(左)と山田さん(中央)に石川社長も期待を寄せる

 広瀬さんは、もともと重機に乗ってみたかったことや、先生の勧めで会社見学を通じて入社を決意。農業土木の現場に従事しながら、初めての1人暮らしを楽しんでいる。

 入社前に抱いた建設業の印象を聞くと、「怖い人が多いと思っていた」と口をそろえる。

 ただ、広瀬さんは「道路を造るだけかと思っていたが、維持管理もあって幅広い」、山田さんは「測量はミリ単位の正確さが必要で意外と細かい」と、入社して分かったことの多さに驚いた様子。

 今後の目標を、山田さんは「早く独り立ちしたい」、広瀬さんは「乗れない重機はないという人になりたい」と力強く話す。

 石川一行社長は「道路維持など団体として請け負う仕事もあるので、業界全体で若年層にPRすることが欠かせない」と主張。2人には「後輩の見本になってほしい」とエールを送る。


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