道がプロポ実施検討 百年記念塔解体後の跡地利用

2018年10月04日 19時00分

 道は、札幌市厚別区の野幌森林公園にある百年記念塔が解体された場合の跡地整備の進め方に関する考えをまとめた。跡地の再利用策として、新たに設置するモニュメントや周辺広場について、幅広く提案を募集するプロポーザルの実施を検討する方針だ

 百年記念塔は建設から50年近くが経過し、近年ではさび片の落下など老朽化が進行している。道は存廃について検討を重ねてきたが、利用者の安全確保や維持管理にかかる負担の軽減といった観点から、解体もやむを得ないとの方針を9月に表明。跡地には記念塔にあるレリーフや解体材を有効活用したモニュメントの設置や、利用者の交流空間となる広場の整備を計画している。

 環境生活部は「有識者の意見をうかがうことに加え、幅広く提案を受けることができるよう、プロポーザル方式などさまざまな手法について検討する」との認識を示している。また、2018年内をめどに成案化する百年記念施設に関する再生構想の中では、プロポーザル実施を検討するとの文言を盛り込む考えを明らかにしている。

 道は、10日までパブリックコメントを受け付け再生構想を取りまとめる。


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