平取ダムの迫力に感動 苫小牧高専生が現場見学会

2018年10月06日 07時00分

 室蘭開建は4日、苫小牧高専創造工学科3年生ら45人を招き、平取ダムなどの現場見学会を開いた。生徒たちは初めて目の当たりにする建設現場の迫力に感動していた。

 土木の日の取り組みの一環で、実際の現場見学を通じ興味と関心を持ってもらうおうと企画した。午前中に平取ダム、午後から二風谷ダム管理所を回った。

 出発前のガイダンスでは、室蘭開建の斉藤仁史技術管理課長が「ダムは土木構造物の中で最も大きいもので、総合土木工事と呼ばれる。本体だけではなく、道路の付け替えで橋を造ったり、魚道を造ったりと、さまざまな土木技術を用いている」と説明。

ダム施工の様子を眺めた

 平取ダムでは、ダムの構造や役割を職員が解説。堤長350mは「JR札幌駅の大丸、ステラプレイス、エスタを合わせた長さと捉えてもらえれば」と伝えると、
生徒たちは驚きの声を上げていた。

 質疑応答では、生徒が北海道胆振東部地震での現場への影響を質問。開建の担当者は「コンクリート面を見て、被害がないことを確認した上で再開した」と答え、「ダムは関東大震災にも耐えられるよう設計している」と、安全安心な構造物であることを伝えた。


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