新火葬場は延べ1300m² 伊達市 基本計画案まとめる

2018年11月18日 16時00分

 伊達市は、平口建設・早坂商会・望月電設工業共同体が設計施工一括で進めている火葬場整備事業の基本構想案と基本計画案を取りまとめた。新火葬炉の炉数は3基を計画。ユニバーサルデザインの採用や、周辺景観と調和する外観とすることなどを盛り込んでいる。

 現火葬場は、上館山町63の10に位置。1万7031m²の敷地にRC造、平屋、延べ512m²の規模で1978年に完成した。火葬炉は3基を備える。これまで定期的に改修してきたが、傷みや劣化など老朽化が著しく、建て替えを進めることにした。

 新火葬場は、市と壮瞥町、洞爺湖町、豊浦町による共同整備。2017年6月に4市町で組織した西胆振行政事務組合が、市に事業委託する形で一連の業務を発注する。建設に関する初期投資は、市の全額負担となる。

 公募型プロポーザルで、ことし4月に同共同体を優先交渉権者に選出。7月に8億1622万円(税抜き)で本契約を結び、4カ年にわたって設計施工、解体を一括で担う。同業務には基本構想と基本計画案策定も含む。

 基本計画案では、新火葬場は現火葬場の敷地内に建設し、炉数は現在と同じ3基だが、面積は倍以上となる延べ1200―1300m²程度の規模としている。駐車場は乗用車20台、大型バス3台分を配置する。

 基本構想案では人や環境に優しい施設とする基本方針を定め、ユニバーサルデザインや周辺景観になじむ外観とすることを決めた。

 今後は、12月に基本構想・基本計画を決定する。19年3月の基本・実施設計完了を経て、同年8月の着工を予定。21年3月の供用開始を目指し、同年4―7月で旧火葬場の解体を完了させる。

 30日まで基本構想・基本計画案の意見公募を受け付けている。詳細は市のホームページで確認できる。


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