総菜製造の弁釜(札幌市厚別区厚別東5条1丁目、山口彰久社長)は、旭川市動物園通り産業団地に進出する考えだ。現旭川工場の老朽化と将来的な事業拡張を踏まえて計画。着工時期は未定で、今後、設計に着手する。
27日の市定例記者会見で西川将人市長が明らかにした。
同社は札幌、函館、旭川に工場を構え、セブンイレブン向けの弁当、おにぎりなどを製造している。工業団地3条1丁目にある旭川工場(S造、2階、延べ3719m²)は1990年12月に建設し、2007年6月に増築した。
市街化調整区域の東旭川町日ノ出にある動物園通り産業団地(22・7ha、22区画)は、旭川振興公社が4月から分譲を開始した。建ぺい率は60%、容積率は200%となっている。弁釜の進出予定地は第11―13区間の3区画。面積は約2haで、現工場敷地の2倍強となる。
会見で西川市長は「産業団地への進出第1号になる。これを皮切りに1社でも多く企業誘致し、食品関連産業の集積地となるようしっかり取り組みたい」と述べた。