札幌市北区新琴似の新琴似4番通幹線で発生していた漏水と、これに伴う新琴似エリアの濁水が11日に解消した。同日には漏水による道路下空洞部分埋め戻しの仮復旧が完了し、午後4時には交通規制が解除となった。
漏水箇所は、西5丁目樽川通沿いの新琴似7条7丁目で、幹線配水管とマンホールの接続部分から発生。漏水した水は地表に噴出することなく、流雪溝やマンホールに流れていたとみられる。
ただ、道路下では漏水した水がたまり、空洞が発生していた。これを受け、8日から水道局の依頼を受けた札幌市管工事業協同組合会員の丸功協栄工業が、交通規制を実施した。
水道局は、11日未明から漏水解消作業に着手。別幹線からの給水切り替えに伴う濁水処理をし、漏水を止めるため漏水箇所を含む幹線約1・2㌔区間の給水を停止した。
漏水が解消した後、同組合の大富工業が仮復旧に着手。舗装を撤去して深さ約2mに上っていた空洞部分を砕石で埋め戻し、約70m²にわたって仮舗装をかけた。
漏水解消作業に伴い、新琴似エリアなどでは一時濁水が発生し、学校や公園など計11カ所で給水所が設けられたが、同日午前中には全ての濁水が解消した。