生活協同組合コープさっぽろ(札幌市西区発寒11条5丁目10の1、大見英明理事長)は、今期(2020年3月期)の施設関連設備投資に約110億円を投じる。江別物流センターの取得や、札幌市内にある中の島店など3店舗の新築、改築を計画。トドックなどの配送事業を拡充するため、宅配センターを道内4カ所で新設する。
日本生活協同組合連合会が保有していた江別物流センターを約55億円で3月に取得。業務システム向けと合わせた総投資額は150億円を上回る。
店舗は建て替え2カ所、新築1カ所。コープさっぽろ中の島店(札幌市豊平区中の島1条4丁目)は、同じ区画の南側に確保した敷地に移転改築する。2階建てで、延べ3644m²の規模。売り場(店舗)面積や駐車場を拡張する考え。現在は設計を進めている。
もう1カ所の建て替えも札幌市内のもようだ。
新築は知内町内に出店する仮称コープさっぽろしりうち店。2月に着工した。7月中旬のオープンを目指している。
配送拠点を拡充するために新設する宅配センターは4カ所。札幌市内で豊平区に西岡センター、南区に石山センターを新築する。規模は1200―1300m²で計画。秋ごろの稼働を予定する。
残る2カ所は小型拠点の「デポ」とし、本別、黒松内両町に設ける。町内にある施設を買い取り、改修して活用するもようだ。これらが完成すれば、道内の宅配拠点は48カ所となる。