星が浦北通高架など
釧路開建は、5月中にもWTO対象の鋼橋上部4件を一般競争公告する予定だ。対象は38号釧路新道に架かる星が浦北通高架橋上部を2分割として、道横断道阿寒―釧路西ICに架かる舌辛橋上部と鶴丘橋上部のいずれも、受発注者の入札手続き効率化を図り、一括審査方式を採用する。開札は8月ごろを予定している。
38号釧路新道は、釧路空港、国際バルク戦略港湾釧路港への物流効率化等を支援し、釧路市街の交通混雑、交通事故低減を図る延長8・8㌔のバイパス事業。星が浦北通高架橋は釧路新道と市道星が浦北通が接続する交差点部分をまたぐ橋長378・6m、9径間連続合成板桁。現道の南側に隣接する形で架設する。
同橋は、起点となる白糠側のRAと終点となる釧路市側のRBに分割する。RAは仮設部分を含む施工延長を250m、橋梁延長は193・6m、RBも施工延長250mで橋梁延長は184・9mとする。概算工事費はRAが6億8000万―10億円、RBが5億―6億8000万円。いずれも工場製作、輸送、架設までを対象とし、工期は2021年秋ごろとしている。
道横断道阿寒―釧路西ICに架かる2橋は舌辛橋が阿寒ICから2つ目に位置する橋長162・8m、3径間連続合成板桁の橋梁。鶴丘橋は路線区間の中央部に位置する橋長254・6m、5径間連続合成板桁の橋梁。舌辛橋上部は仮設部を含む施工延長1190mで鶴丘橋上部の施工延長は420m。
いずれも工期は27カ月で、21年秋以降の完成を目指す。概算工事費は舌辛橋上部が5億―6億8000万円、鶴丘橋上部が6億8000万―10億円を想定している。
一括審査方式となる4件は全てが発注者指定型の週休2日制となる。発注方式は検討中としているが、16年度に発注した44号釧路町新別保大橋上部では、技術提案評価S型・施工体制確認型総合評価、段階選抜方式を採用している。