草野作工(本社・江別)は、創業者である草野真治氏の生涯をたどる伝記マンガを制作した。若い世代に建設業の魅力を伝えようと取り組んだもので、創業者が携わった旧石狩大橋や旧豊平橋といった橋梁下部工事を紹介しつつ、もの作りへの信念などを盛り込んだ内容になっている。
小町谷信彦副社長が2018年6月ごろに発案。「創業者の回想録などからうかがえる気骨な姿勢や、先進技術を取り入れる気質を明らかにしたい」と考え、残された文献の調査や退職したOBへの聞き取りをし、創業者の足取りを追った。
作品は「草野真治の生涯~橋づくり名人ものがたり」と題したA4判の21㌻。多くの人が触れやすいよう、文章だけではなく、絵でも見せるマンガを選んだ。
今後は、学生や若い人に読んでもらうとともに、建設業の魅力を伝えるため企業説明会などでの配布を検討。マンガは同社のホームページで読むことができる。